



あなたは病院などに行って梨状筋症候群と言われた事は無いでしょうか?
梨状筋症候群と言われると基本的に湿布と痛み止めを出されることがほとんどです。
しかし実際はこれだけで治ると言うのは非常に難しいです。
今回お話をするのは梨状筋症候群を治すための方法とどのようにして自分で対策をするのかということに焦点を当ててお話をします。
目次
梨状筋症候群とはどのような症状なのか?
梨状筋症候群の症状と、なぜこのような診断をされるのかと言うお話をしていきたいと思います。
梨状筋症候群の主な症状として
- 足がしびれる
- お尻周りが痛い
- 太ももに痛みを感じる
- 同じ姿勢や立ちっぱなしをしていると足お尻腰が痛む
- お尻から太ももまで全て痛みが出てくる
このような症状が多いです。
一言で言うと坐骨神経痛と言うような病名でも同じようなことが起こります。
レントゲンやMRIを取ったときに腰に異常がなく関節にも異常がない場合消去法として梨状筋症候群という名前がつきます。
なので、
『おそらく梨状筋症候群ですね』
と少し曖昧な事を言われてしまします。
梨状筋症候群と言われるとすごく不安になって、症状が悪すぎるんじゃないか?
と思われるかもしれませんが決してそんなことはありません。
梨状筋と言うのは下の写真のように骨盤から股関節に伸びていて、その下に坐骨神経と呼ばれる神経が走っています。

その部分に何かしらの原因で圧迫されてしまって症状が出てしまいます。
単純に使いすぎ、姿勢が悪いなどでも多いです。
お尻を強くぶつけた場合でも坐骨神経を痛めてしびれなどを出す場合があります。この場合は怪我なので固定などをすれば痛みは無くなります
そこで今から自分で自宅でできる方法をお伝えしますのでぜひ参考にしながら行うようにして下さい。


梨状筋症候群に効果のある座り方とは?
梨状筋症候群の痛みを改善させようと思ったとき、自分でできる1番大切なものは座り方を変えると言うことです。
いろいろなストレッチや体操がありますが、座り方を変えると言うのは1番基礎的なものになりますのでぜひ実践して覚えるようにしてください。
今この記事を読まれているときの姿勢が下の写真のような状態になっていませんか?

座り方も立ちかたをこんな風に画面を見ているかもしれないですね。


梨状筋症候群で発症しやすい姿勢と言うのは、下のような状態で骨盤を寝かすような状態で座っている場合がとても多いです。

このような姿勢の状態を骨盤が寝ると言います。

骨盤が寝ている状態になってしまうと体重の逃げ道がなくなってしまうので骨盤にかかる負担が強くなってしまいます。
梨状筋症候群による痛みや痺れを改善させるためには骨盤を立てると言うことを行わなければいけません。
下の写真のように正しい姿勢を作るということが1番重要です。

骨盤をまっすぐにしたり矯正をするような椅子が販売していますが、正直そのようなものはあまり必要ありません。
タオル1枚あればできるので仕事の合間や自宅でもしてください。
手順は非常に簡単ですバスタオルを写真のような状態に持っていただきそれを座面に引いてお尻を半分だけ敷くような状態にしてください。

ポイントは半分だけ座ると言う部分にあります。
一度座っていただくとよくわかると思いますが、座った瞬間に体が前に少しだけつんのめる感じになるので姿勢が勝手にまっすぐなる感じがわかると思います。
これをすることによって骨盤が正しい位置に保たれるようになるので背骨と骨盤の位置がまっすぐになります。
まっすぐになることによって梨状筋の筋肉も、お尻周辺の筋肉もバランスよく使うことができます。
負担が軽減する事で痛みやしびれが軽減するとともに負担が減っていきます。
いろいろなストレッチや体操があるので、もちろん同時に行うことも大切なのですが、1番基礎である座り方を徹底することで梨状筋にかかる負担を最小限に減らすことができます。
椅子に座っていると非常に行いやすいですが、地面に座っている時や床に座っている時も基本的に考え方は同じです。
お尻半分だけ座るようにしてもらって、あぐらを書いたり正座をすると骨盤が立てやすい状態になります。
ポイントは半分だけ座ると言う事だけ覚えるようにしてください。
これなら毎日続けてもしんどくもないしできるような気がします。座り方ってすごく大切なのですね。
そうですよ。座り方1つで痛みが出たり痺れが出たりしてしまうので毎日の事ですので体に覚えさせることが重要です。
体が慣れていけばタオルがなくても正しい姿勢をとることができるのでまずは続けられる限り行ってみましょう。

まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は梨状筋症候群による痛みや痺れを改善させるために必要な座り方の方法を説明させていただきました。
たったこれだけで本当に良くなるのか?
と疑問に思われる方も多いと思います。
しかし座り方が悪かったり、立方が悪かったりするなど体の使い方が悪いことによって結果的に痛みやしびれと言うような症状が出てしまいます。
まずは基本である座り方をマスターしていただきできるだけお尻に負担がかからない状態を作るようにしていきましょう。
ひこばえ整骨院の梨状筋症候群の治療方法
当院は兵庫県西宮市にある整骨院です。
ひこばえ整骨院では梨状筋症候群の治療をとても得意としています。
座り方ももちろんですし立方体の使い方、そして本当の原因検査をして治療を進めていきます。
もしあなたが痛みやしびれで悩まれているのであればぜひお越しになって下さい。

ひこばえ整骨院 院長 柔道整復師
齋藤克也